研修・セミナー

松井洋一郎氏講義「全国300地域に広がる“まちゼミ”~新しい個店の創出と、既存個店の経営革新~」から

まちゼミが全国300地域に広がった理由

  • まちゼミは岡崎の中心市街地で15年前に生まれた。モータリゼーションで商店街が衰退し、100年以上続く老舗の廃業が相次ぐようになって、個店に体力がつく取り組み、市民が喜んで満足してくれる取り組みが何か出来ないか、と真剣に議論を重ねていくなかでまちゼミが産声を上げた。
  • 最初は10店舗の取組から始め、現在では170店舗が参加。昨年地域再生大賞の準大賞をとることができ、全国300地域に広がった。全国にまちゼミが波及したのは、「買い手よし、売り手よし、世間よし」の事業であり、お客様の満足、お店の満足、地域の活性化の三者のバランスよく効果が出ているから。まちゼミに訪れた受講者のうち2割、多い地域で2.5割が店の固定客になり、しっかり商売につながっている。

「奪い合う商い」ではなく「価値を創り上げる商い」へ

  • 商店街活性化について、最初は「こういう成果・効果を出そう!」と熱い思いをもって始めるが、何のためやっているかわからないまま続けていることがある。事業をやること自体が目的になってしまうと、成果が現れない。だから、他地域でまちゼミを始めるときは、目的をもって結果検証しながら前に進んでいくようにしている。
  • 目的は、「個店の繁栄、継続」と「まちの価値向上」。PDCAを行い、結果を検証しながらその実現を目指している。ただし、まずは本業が大切、まちの価値向上は押し付けない。こうして、まちゼミに取り組むと、「新しい顧客の呼び込み」「再来店の促進」「マーケティング」等の効果が見込める。特に、自分の商売を見直すきっかけとしてまちゼミを活用し、店や地域のブランドを高めることができる。
  • まちゼミでは連携コラボも重要。地域の商業者は自分の仲間を紹介出来て、顧客の共有が図れる存在。コミュニケーションを最大の武器とする地域事業者は、SCのような「奪い合う商い」ではなく、連携し「価値を創り上げる商い」が可能。かつて中心市街地には市民の生活のコミュニティがあった。そこから経済につながる事業として、まちゼミが成果を上げながら継続している。

まちづくり会社としての取組も展開

  • まちゼミはあくまで手段であり、目的ではない。岡崎では、まちをよくするために、まちゼミとは別に100%民間出資のまちづくり会社を設立。まちづくり会社では、人材育成、集客、賑わい創出事業を推進。平成27年度には、16店舗の創業・出店という成果もあげた。ただし大事なのは継続できること。3年以上続けられる店に対象を絞り、低家賃でスペースを提供するなどの支援を実施している。
  • まちづくり会社は、ほとんど補助金に頼っておらず、委託事業による指定管理の収入なしでも経営できる見込みとなった。自主事業として発行しているタウン誌の収益をまちづくり会社の人件費とすることにより、持続的なまちづくり会社の運営につなげている。


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