研修・セミナー

北海道札幌市(2012)

北海道札幌市 現地研修概要

エリアマネジメントの先進的な取り組みに学ぶ―賑わいを創出しながら、その裏でしっかり稼ぐビジネスモデルの構築-

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エリアマネジメントの先進的な取り組みに学ぶ
―賑わいを創出しながら、その裏でしっかり稼ぐビジネスモデルの構築-

札幌では、郊外型大型施設の相次ぐ出店や札幌駅周辺地区で百貨店・駅ビル等が整備されたことによってエリア間競争が激化し、歴史ある大通地区の集客力に陰りが出てきました。2009年、こうした環境の変化に対応するため、大通地区における6商店街が中心となって「札幌大通まちづくり株式会社」を設立、大通地区再生のためエリアマネジメントの取り組みをスタートさせました。

まちづくり会社はそのミッションを「大通を“わいわい”にぎやかに。大通を“すっきり”ととのえる会社」と定義し、現在は“わいわいにぎやか活性化事業”として集客に寄与する各種ソフト13事業、“すっきりととのえるマネジメント事業”として収益の確保とまちの整備に寄与する3事業を実施しています。賑わいを創出しながら、その裏でしっかり稼ぐビジネスモデルを構築することで、まちづくり会社としての体制強化を図ってきました。

この6月には、「様々な人たちが集い、異業種同士でコミュニケーションをすることで、新しいアイデアを生みだし、ノウハウを共有し、コラボレーションを活性化していく」という考え方のもと、まちなかでの新しい働き方を提案する「コワーキングスペース ドリノキ」をオープンしています。

このように、ますます重要になるまちづくり会社によるエリアマネジメントの先進的な取り組みやその背景にある思想、さらには今後の展開について、タウンマネージャーの服部彰治さんから学びます。

こうした多様な展開と連携した取り組みとして、「まち」と「大学」のよさ引き出す「札幌オオドオリ大学」、会員制のサイクルシェアリングサービス「ポロクル」、まちの資源を活用した回遊性創出イベント「さっぽろタパス」、などがあります。その1つ1つには熱い思いと現場の工夫があります。それぞれの責任者から、事業の背景や事業化の工夫など、目には見えない事業活性化のヒントをお伺いします。

まちづくり会社の関係者に限らず、まち再生を真剣に考えている方、人を呼び込む仕掛けでお困りの方、そして、何よりもまちを愛する方々のご参加をお待ちしています。

まちづくり会社が主催する、市民のパフォーマンスイベント「だい・どん・でん!」の様子 コワーキングスペース・ドリノキの<br />オープニングパーティの様子
まちづくり会社が主催する、市民のパフォーマンス
イベント「だい・どん・でん!」の様子
コワーキングスペース・ドリノキのオープニングパーティの様子

講師のご紹介

服部 彰治 服部 彰治

札幌大通まちづくり株式会社取締役統括部長/一般社団法人エリア・イノベーション・アライアンス理事/札幌オオドオリ大学コーディネーター/green bird札幌チームリーダー
世田谷区瀬田で育ち、大学から北海道に。北海道東海大学芸術工学部建築学科(旭川校舎)出身で、平成 7年よりCIS計画研究所にて景観計画、屋外広告物条例の策定などに携わる。その後平成11年からC.S.P.T地域計画機構主任研究員として、札幌市はじめ各市町村の中心市街地活性化やまちづくりに従事。平成19年5月に退社し、大通地区まちづくり協議会専任マネージャーとして、大通地区のまちづくり活動に専従する。狸小路で実施したチャレンジショップ事業、市民参加型の取り組みを展開する札幌都心にぎわいづくり事業、さっぽろシャワー通りのリニューアルコーディネートなど大通地区の大小に係るまちづくりを実施している。

『研修メニュー』について

1.新たな事業を同時並行的に仕掛ける

札幌大通まちづくり会社では、エリアマネジメントによるまちづくりの推進に向けて、継続的な取り組み、専従者によるまちづくりの推進、まちづくりへの再投資を進めてきました。また、まちの新しい仕掛けづくりに向けて、「他分野とのつながりをつくる」「多世代が一緒になって取り組む」「参加体験する場を提供する」「『まち』の資源を再発見・活用する」という4つの戦略を掲げています。そして、前述の通り、まちづくり会社を「大通を“わいわい”にぎやかに。大通を“すっきり”ととのえる会社」と定義し、その事業を“わいわいにぎやか活性化事業”(13事業)と“すっきりととのえるマネジメント事業”(3事業)に整理するとともに、新たな事業を同時並行的に仕掛けています。

2.「まち」と「大学」のよさを引き出す「札幌オオドオリ大学」

札幌の「まち」のいいところと「大学」のいいところを取り入れ、札幌の「まち」をキャンパスとして、お互いに先生になりながら、「毎月第二土曜日」を中心に授業が行われています。「企画しちゃう大学」を合言葉に、「道産木材で照明をつくる授業/先生:地元札幌照明デザイナー」「子ども先生の本の授業:小学生(市内小学校在学)」「冬のスポーツ『カーリングの授業』先生:長野五輪日本代表」など、開講されている授業は様々です。

札幌オオドオリ大学の授業風景
札幌オオドオリ大学の授業風景

3.会員制のサイクルシェアリングサービス「ポロクル」

専用の駐輪場(サイクルポート)であれば、 自転車をどこでも借りられてどこでも返せる、自転車共同利用サービスが「ポロクル」です。2011年4月より民間主体で本格的にスタートしました。サイクルポートは札幌都心部に約40箇所設置されていますので、通勤・ビジネス・買い物・散策・観光など、様々な目的で気軽に自転車シェアを楽しむことができます。また「ポロクル」は自転車を貸し出すビジネスとしてだけではなく、札幌大通まちづくり株式会社など地域のプレイヤーと連携しながら、札幌都心部での放置自転車の減少、自転車のルール遵守、にぎわいづくり、CO2排出削減などを目指しています。「ポロクル」は、シェアする心を大切にしている新しい公共交通です。

ポロクルのポート(貸出・返却機)
ポロクルのポート(貸出・返却機)

4.まちの資源を活用した回遊性創出イベント「さっぽろタパス」

2006年に始まり、以降毎年秋に開催している「さっぽろタパス」は、札幌というまちの地域資源である「飲食店の集積」を活用した食べ歩きイベントです。事前に購入したチケットを参加飲食店に持っていくと、「飲み物+タパス(おつまみ/おやつ)」や「充実ランチ」を楽しむことができます。参加者がまちを歩くことで回遊性を創出すると同時に、イベントを通して飲食店と潜在的顧客のマッチングを図り、イベント開催期間外の飲食店の活性化を目指しています。また、サポーター「タパス・アミーゴス」の募集、「楽しませてくれたお店」の上位店発表などにより、市民の参加や店舗へのフィードバックを積極的に行っています。今年は9月2日(日)[現地研修の翌日]~9日(日)に開催を予定しています。

タパス(おつまみ/おやつ)を楽しみながらまちを回遊する「さっぽろタパス」
タパス(おつまみ/おやつ)を楽しみながらまちを回遊する「さっぽろタパス」

講師からのコメント

服部 彰治 北海道札幌市

札幌大通まちづくり会社は今年で4期目を迎えました。この3年間は、赤字にならず、大通地区の商業者、札幌市など様々な方々との連携のもと、取り組みを実践することができました。昨年12月9日には、日本全国初の都市再生整備推進法人に認定され、エリアマネジメントによる大通地区の再生も、着実に、一歩ずつ前進していると思います。官民連携のまちづくりと言われている本質を考え、どうやって競争に立ち向かっていくか、僕も皆さんとの交流のなかで、新たな視点を見つけ出したいと思います。また、8月31日から9月2日は、「だい・どん・でん!」をはじめ、さっぽろタパス、創成川公園のイベントなど、様々な取り組みが行われます。ぜひ、この3日間の札幌大通を楽しんで頂ければと思います。

関連記事

【まちづくりコラム】服部彰治 「『自分事』としてのまちづくり」
【取組紹介コラム】札幌オオドオリ大学 猪熊梨恵 「まちの魅力を響かせ合う“キャンパス”をつくる」

関連リンク

札幌大通まちづくり株式会社
さっぽろタパス2011
札幌オオドオリ大学
ポロクル

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登録日 2012年7月25日(水曜)00:00

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