コラム・事例紹介

まちづくりに新しい風を起こす
~日南市油津商店街における取組~



村岡浩司
(むらおか こうじ)

1970年生まれ。宮崎県宮崎市出身。
株式会社油津応援団代表取締役社長/有限会社一平 代表取締役社長
高校卒業後、米国(コロラド州)に留学。帰国後、小売卸業会社を起業。
「一平寿し」二代目店主。タリーズコーヒー6店舗、Cafe&BarCORNER、蕎麦屋「そばとき」などの飲食店舗を経営する一方で、起業家支援アドバイザーや中心市街地活性化協議会委員、NPO法人の理事などを歴任。「Doまんなかモール委員会」の設立メンバー。
「街市」実行委員長。「新しい食文化を創造し、地域とひとを元気にする!」という理念のもと、本業の充実を図りながらまちづくり活動に精力的に取り組んでいる。




木藤亮太(きとう りょうた)

1975年生まれ。福岡県珂川町出身。
日南市油津商店街テナントミックスサポートマネージャー/株式会社油津応援団取締役
まちづくりに関する企画・計画、建築・ランドスケープ(造園)空間の計画・設計、市民参加型取り組みの企画・実践及びこれらに関わる諸調整な どが専門。
子守唄の里五木の村づくり(2008年土木学会デザイン賞)、重要文化的景観「蕨野の棚田」、かなたけの里公園、古湯・熊の川温泉など。
九州芸術工科大学(現九大)、同大学院を出て14年間、株式会社エスティ環境設計研究所に勤務、5年間取締役を務める。
日南市が実施した全国公募により2013年7年1月より現職、宮崎県日南市へ移住 。

 
 

中心市街地(まちなか)に関わる活動と取組について

―ご自身の日南市の中心市街地(まちなか)との関わりについてお聞かせください

木藤/現地在住型の日南市テナントミックスサポートマネージャーに応募
 平成25年に公募された日南市のテナントミックスサポートマネージャーに委託者として333人の応募者の中から選定されました。昨年の7月1日に着任して以来、油津の商店街活性化に取り組んでほぼ1年が過ぎたところになります。
 もともと、福岡市でまちづくりのコンサルティング会社に努めていたのですが、計画書を作成することで関わりが終わってしまい、まちづくりの実践に関われない仕事に限界を感じていました。日南市との関わりはなかったのですが、日南市のテナントミックスサポートマネージャーの条件であった現地に4年間住むというところに魅力を感じて応募しました。ともかく現地で生活して活動することに魅力を感じました。
 テナントミックサポートマネージャーとしての任期は3年9カ月で、委託料は活動費込みで月額90万円です。就任時の成果目標は、ほぼ4カ年の在任中に商店街の中に20店舗誘致・出店させるということです。
 油津商店街は、3つの商店街から構成され、長さが400mほどあります。半分はアーケードがかかった商店街で、その他の残りの部分のアーケードは撤去されています。ここに我々が立地したコーヒーショップを含めて29店が立地しています。昭和40年代には80店舗以上の店が立地していたそうですから、現在は当時の3分の1程度です。現状で空き店舗はあるのですが、それ以上に空地が多いことが問題です。土地利用でみると、空き店舗率は約6割に達すると思います。
 活性化に向けて、この1年間、関係者とのコミュニケーションや応援団づくりを中心に、いろいろなことをやってきましたが、今年4月には、本日ご一緒の村岡さんと一緒になって活性化を担う株式会社油津応援団を立ち上げ、その最初の事業として商店街のアーケードの入り口にコーヒーショップ「ABURATSU COFFEE(アブラツコーヒー)」を開店させました。コーヒーショップには、若い人を含め、幅広い世代の人たちが来てくれています。ここを拠点に、活性化に向けた動きを起こしていきたいと思っています。

村岡/コンペの審査員から事業者に
 私は、もともと街元気サイトでもとりあげられたこともある宮崎市「Doまんなかモール」の立ち上げにかかわった商業者です。昨年度、日南市がテナントミックスサポートマネージャーの公募を行うときに審査員を拝命していたのですが、期せずして私自身が事業者として取り組むことになりました。
 日南市の公式ホームページにも出ていますが、日南市の商店街は、これまで空き店舗を埋めるための施策を実施し、失敗を繰り返していました。こうした失敗を繰り返さないために、もっと持続性のある方向に向けてチャレンジすることが必要であり、商店街関係者自身が、油津地区住民自身が、未来に向かって考え、動いていく地区を創ろうという議論の中で、その推進役として選定されたのが木藤さんです。木藤さんが就任したことによって、まちづくりに向けた気運が大きく変わったと思います。
 木藤さんはユニークなアイディアと行動力、前職の経験があり、可能性を感じる一方で、具体的な動きをどのように作り出すのか、その第一歩をどのように描くのかが課題だったのだと思います。こうした中で、私自身もいっしょに会社を立ち上げ、出資を募って幅広い世代の人が集まるコーヒーショップの開店にこぎつけました。
 事業としてのカフェ経営と、まちづくりの起点をめざす公共的視点の両立は、事業家としては新しい経験です。よそ者ですが、地元の人たちによる自分たちのまちおこしのきっかけづくりが行えればと思います。

nichinan

木藤氏撮影

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この記事をご覧になった方にはこちらが参考になります

日南市油津商店街振興会HP
ABURATSU COFFEE HP
油津応援団HP
日南市HP

登録日 2014年9月12日(金曜)00:00

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