コラム・事例紹介

【タウン誌事例集】「大森まちづくりカフェ」(東京都大田区)前編  〜タウン誌を持ってまちへ出よう!〜

まちへ出てもらうためのきっかけをつくる情報発信

JR品川駅から2駅と交通の便も良く、1日の乗降客数が約18万人にのぼるJR大森駅周辺は、山手の閑静な住宅街と、海側のマンション群、工場、事業所が混在した地域からなるまちだ。鉄道の開通も早く、駅周辺は古くから地域の中心として栄えてきた。

しかしながら1998年に大田区役所が隣駅の蒲田に移転し、2000年前後には駅近くの大手企業が相次いで撤退。大井町は再開発、蒲田は区役所移転と、両隣の駅周辺が盛り上がっていくなか、大森だけが「便利だけど元気のないまち」へと地盤沈下していくようなムードが広がっていた。

そうした環境の変化のなか、大森駅周辺に在住・在勤の「大森のまちが好き!」「まちをもっと盛り上げたい!」という想いを持った市民が集まり、「まちの楽しいことを発見する、まちのファンクラブ」をモットーとして活動をしているのがNPO法人「大森まちづくりカフェ」だ。

JR大森駅東口 大森銀座商店街「ミルパ」 中央はNPO法人大森まちづくりカフェ代表理事の鵜飼修さん。講座イベント時の風景
JR大森駅東口大森銀座商店街「ミルパ」 中央はNPO法人大森まちづくりカフェ代表理事の鵜飼修さん。講座イベント時の風景

そして、同団体がNPOとして法人化される以前の2004年から、小さな規模でも始められるまちづくり活動としてスタートしたのが、タウン誌の発行によるまちの情報発信。

タウン誌のタイトルは団体名と同じ「大森まちづくりカフェ」。一見、まちづくり団体の機関誌・広報誌のように思われるかもしれないが、タブロイド判全4面の紙面に自分たちの活動の紹介は一切なく、地域に根ざしたお店や団体、大森を活動拠点に活躍する人材、そして土地の歴史といった地域資源を紹介する情報であふれている。

創刊からこれまで中心となって同誌の編集をつとめるたかだあやさんは、タウン誌発行の狙いは「まちに出てもらうためのきっかけづくり」であるという。

「便利なだけじゃない、大森にしかないまちの魅力を伝えたい。まちには、いろんなお店や場所、団体や人がいて、それぞれがすごく魅力的なのに、知られていないことが多い。タウン誌の役割はそれを伝えて、実際にまちに足を運んでもらうきっかけをつくること。そして、誌面を介して、人とまちが語り合い、新たな人と人、人とまちとのつながりが生まれるような状況がつくれたらと思っています」

それでは、「大森まちづくりカフェ」がどのようにまちへ出てもらうためのきっかけをつくっているのかを見てみよう。

次項 タウン誌を読むことはまちを歩くこと
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目次
  (1)イントロダクション
(2)まちへ出てもらうためのきっかけをつくる情報発信
  (3)タウン誌を読むことはまちを歩くこと
  (4)人とまちとのつながりをつくる誌面づくり

関連リンク

大森まちづくりカフェ
大森まちづくりカフェ 情報紙バックナンバー

登録日 2011年9月02日(金曜)00:00

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