コラム・事例紹介

【タウン誌事例集】「大森まちづくりカフェ」(東京都大田区)後編 〜継続は力なり!息の長いタウン誌をつくるために〜

大森のまちの魅力を発信し続けて7年半、タウン誌「大森まちづくりカフェ」はまちに根づき、人と人、そして人とまちの結びつきを生んできました。後半では、予算のやりくりや、誕生の経緯などから、タウン誌を長くつくり続けるためのコツに迫ります。
(前編から読む)

情報発信を、無理なく長く続けるコツとは?

「大森まちづくりカフェ」は創刊から7年半、年4回という発行のペースを(次ページで述べるただ1回の例外を除いては)崩すことなく、毎号1万部以上を発行し続けてきた。補助金に頼らず、「タウン誌」という手間もお金もかかる紙媒体を使った情報発信を続ける秘訣と、そのモチベーションは何なのだろうか。

理由のひとつは、1号にかかる制作費を25万円という低コストに収めていることだ。

その内訳は印刷費が14万円、それ以外が原稿料、イラスト制作料、DTP制作費、カメラマンへの謝礼、その他経費など。予算はすべて、各ページに掲載する広告収入でまかなっている。創刊当初は広告を取るための営業活動も苦労の連続だったが、今は年間契約も多く入り、収支のバランスが取れるようになってきた。

全4ページのタブロイド判にしているのも、必要最低限のフォーマットとしてコストを抑えた結果。そして、配達や設置作業もメンバーの手作業で行い、コスト削減に努めている。創刊当初は営業活動と兼ねて手渡しで配布してまわり、2年後に発行部数を1万部から1万5千部へ増刷して以降は郵送を併用するようになったが、発送の袋詰め作業などは変わらず、すべてメンバーの手で行っている。

こうしたコスト削減の工夫によって、無理なく長く続けることができるタウン誌のスタイルが出来上がったのだ。

定型のタブロイド判。全4ページでの構成で、情報を網羅する 大森まちづくりカフェの事務局。右手後方はイラスト担当の池田英子さん
定型のタブロイド判。全4ページでの構成で、情報を網羅する 大森まちづくりカフェの事務局。右手後方はイラスト担当の池田英子さん

一方で、広告に関しては誌面と連動させないことを旨としている。1面をまるごと買い取ってタイアップ広告の記事をつくって欲しい、との依頼も何度か受けたことがあるが、すべて断ってきた。

「あくまで市民の目線で、大森のまちが元気になる情報を選択することが重要。そうでないと、まちの応援団である私たちがタウン誌を続ける意味が無くなってしまう」と編集員のたかだあやさんは言う。

編集方針としてぶれない線引きをし続けられること、そしてそのコンセンサスが編集部内で取れていること、これも長く続けるために必要な条件だろう。

 
次項 市民が担い手にまわる人材育成プログラム
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目次
(1)情報発信を、無理なく長く続けるコツとは?
  (2)市民が担い手にまわる人材育成プログラム
  (3)なぜ、タウン誌をつくり続けるのか?
  (4)データ

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大森まちづくりカフェ 情報紙バックナンバー

 

登録日 2011年9月09日(金曜)00:00

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