コラム・事例紹介

【タウン誌事例集】「南部再生」(兵庫県尼崎市)前編 ~地域コンテンツを集めて見せる!まちの再生ツール~

まちをオモシロがる仲間づくりとコンテンツづくり

たとえば、創刊4号から現在まで続く人気連載企画が「南部百景」。微細なペン画で、再開発で姿を消してしまう喫茶店や、阪神尼崎駅前の公園など尼崎南部エリアの日常風景を、これまで51景描いてきた。

イラストを描いているのは、事務局をつとめる綱本さんである。綱本さんと若狭さんは創刊の2001年、同期生として研究所に入所し、あまけんと「南部再生」を担当することとなった。職場が尼崎市内にあっても南部について最初から詳しいわけではなかった。

そこでテーマを決めて月に1回、大学の後輩らを誘ってまち歩きを始める。名づけて、「南部ウォーク」。そのなかでエリア内にはソースをつくっている会社や銭湯などが多いことを発見し、それが「ソースと鉄板のあるまち・尼崎」(vol.2)といった特集や銭湯を紹介する連載「フロ・ラボ」などに発展してきた。

この「南部ウォーク」が軸となって、あまけんでは地域の魅力的なコンテンツを掘り出し、またその発掘を担う人材のネットワークを築いてきたという。

また、現在のA5に判型を変更した2003年からスタートした連載「ノスアマ」は、学生が尼崎に感じるノスタルジーを語る企画だ。ヨソモノかつワカモノ目線でリアルな界隈性が描かれている。並行して北尾琴さん(当時・武庫川女子大生活環境学部助手)が「日常まち歩きの心得」を建築都市専門家の立場から伝授する。

「南部ウォークは仲間づくりになっていた」と綱本さんは言う。「ネタを探すことや取材は、まちの人と話をして触れあうメッチャよいきっかけになります。南部ウォークや取材を通してまちの人との関係ができました」と若狭さん。「とにかく最初に意識したのは沢山の人に出てもらうこと。自治会の役員さんとか、漁業組合の人を紹介する『人物辞典』という企画もあった。そういう人の話からまちの歴史を聞きたいと思っていた」そうだ。

次項 ディープな都市問題もポップに伝える
1 2 3 4
目次
  (1)イントロダクション
  (2)「公害のまち」の「ありえへん夢」を実現するために
(3)まちをオモシロがる仲間づくりとコンテンツづくり
  (4) ディープな都市問題もポップに伝える

関連リンク

あまけん
南部再生 バックナンバー一覧

登録日 2011年11月11日(金曜)00:00

ログイン

新規会員登録はこちら

メールマガジン配信内容募集中

マチイベ!(街のイベント)募集

-中心市街地活性化-まちづくり-サイト内検索

-中心市街地活性化-まちづくり-もっと詳しく検索する

好きなまちで挑戦し続ける

街元気パンフレット

街元気サイトツイッター

街元気facebook

  • -中心市街地活性化-まちづくり-経済産業省
  • -中心市街地活性化-まちづくり-中小企業基盤整備機構
  • -中心市街地活性化-まちづくり-全国商店街支援センター
  • -中心市街地活性化-まちづくり-中心市街地活性化協議会 支援センター
  • -中心市街地活性化-まちづくり-J-Net21 中小企業ビジネス支援サイト