コラム・事例紹介

【タウン誌事例集】「よなご・かえる通信」(鳥取県米子市)前編  〜中学生に届ける、中心市街地活性化基本計画〜

「変わるまちの風景」と「笑顔」を伝える、中活事業の年次報告書

活性化協議会のタウンマネージャーをつとめる杉谷第士郎さんのマネジメントによって、商店街振興組合ごとではなく、事業ごとにまちづくり会社をつくり、スピード感を持って取り組みを進める手法は「米子方式のまちづくり」とも称される。

「よなご・かえる通信」では、こうした事業がまちにどのような変化をもたらしているかが、手に取るようにわかるようになっている。

たとえば、創刊号の3ページ目を開くと、「米子市の目指すコンパクトシティ構想」として、これから実施されるプロジェクトの概要が紹介されている。

空き店舗や築100年を超える蔵、銀行として使用されていた重厚感のある石造りの建物を、それぞれ複合商業施設として再生する「スカイビル」、「善五郎蔵」、「ダラズ・クリエイト・ボックス」の3事業、そして老朽化したアーケードを撤去してシャッター通りとなっている商店街をよみがえらせる「法勝寺町商業環境整備事業」という、コンパクトシティ構想の核となる計4つの事業を、イラスト地図とともに伝える。

そして、2010年5月に発行された2号では、「[特集]まちなかの3拠点施設始動!」と銘打って、1号で紹介したプロジェクトのうち、2009年度末までに実現した3つの事業の姿を報告。

書店だったビルをリノベーションし、物販や飲食からなる個性的な店舗が揃う複合商業施設として生まれ変わったスカイビルを紹介するページでは、建物だけでなく、新たな拠点の運営を担う人々の笑顔が誌面にあふれている。

事業が動き出す直前の1号ではリアルなまちの風景とともに将来のビジョンを具体的に語り、2号・3号ではまちにもたらされた変化を、そこに集う人々の笑顔とともに伝える──

「変わるまちの風景」と、「そこに集う人たちの笑顔」を伝えること、それは、いわゆるタウン情報紙の「本流」と言えることだろう。

「よなご・かえる通信」は、中活事業の年次報告書というフレームのなかで、まさにそうしたタウン情報紙の本流を地でいっているのだ。このことは、中心市街地の活性化が、行政や商工会議所、商店街関係者など、一部の限られた人たちにのみ関係のある事業ではなく、そのまちで暮らし、またまちを訪れるすべての人に関わりのある事業であるという、中心市街地活性化の本来の姿を伝えているのではないだろうか。

次項 中活事業を中学生に届ける、コピーの力
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目次
  (1)イントロダクション
  (2)よなごにかえる、よなごをかえる!
(3)「変わるまちの風景」と「笑顔」を伝える、中活事業の年次報告書
  (4)中活事業を中学生に届ける、コピーの力

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登録日 2011年12月02日(金曜)00:00

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