コラム・事例紹介

第23回 「長崎さるくマップ」(長崎県長崎市・後編)

第23回 「長崎さるくマップ」(長崎県長崎市・後編)

数字にあらわれないマップ効果


53コースすべて+αの情報を掲載した
「長崎さるくマップブック」も
500円で販売されている。

長崎さるく博'06は述べ参加者数1,023万人、15億円の資金投下で865億円の経済効果をあげ、大成功を収めましたが、開催にあたって念頭に置かれていたのは、イベントプロダクションだけに多額な資金が落ちる一過性のイベントにしてしまわないこと、そして会期終了後も地域だけで持続可能な取り組みとしてのフレームをつくることでした。

会期終了後も、「さるく」事業は継続・発展し、既存コースにも全体に毎年テーマを持たせることで、多様なコース設定が可能になり継続的な魅力づくりになっています。

たとえば、2010年度は大河ドラマ『龍馬伝』を活かしたコース・企画が立てられましたが、ドラマを過剰に意識せず「龍馬」をひとつのコンテンツと捉え、高知や京都、鹿児島(霧島)と連携した企画を立てるなど、コンテンツの掘り起こしを充実させています。

しかし、さるくマップが長崎のまちにもたらしたのは、数字だけではありません。

「観光」や「まちづくり」は、行政がやるもので自分たちには関係ない──そんな地域住民の意識を変え、地域に興味を持って能動的な参加をしてもらえるようになったのです。

来街者が増えたことによって、通りがこまめに清掃されるようになるなど、日頃から「おもてなしの心」が発揮されるようになったという小さな効果から、主体的にまちづくりに参加する人材の発掘や、観光とは縁のない商店の協力を引き出すなど、波及効果は様々に及んでいます。

「さるく」をきっかけに、地域の市民に芽生えた「まち」への意識が「観光」と「市民生活」をつなげ、「まちづくり」へと発展しようとしているのです。

「長崎さるくマップ」データ

制作期間 2004年より取り組みを始め、現在も更新中
制作スタッフの数 行政、市民、NPO、地元商業者など、数えきれないほどの方が参加している
発行部数 平成19〜21年度で推定328万部
マップの配布先 中心市街地内の商店街にある各さるくのスタート地点や観光案内所など
今後の予 2011年度、さるく5周年にあわせリニューアルを検討中

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第 23 回 「長崎さるくマップ」(長崎県長崎市・後編)
長崎さるくができるまで
マップづくりの秘訣の数々
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