研修・セミナー

研修・オープン会議概要

平成30年度まちづくりオープン会議
「民間企業(産・金・言)によるまちづくり-CSVの可能性-」について

 CSV(=Creating Shared Value 共有価値の創造)とは、地域の公益と企業の事業益を両立させることで、企業の成功を社会の発展に結びつける考え方を言います。いま、民間企業における取組をまちづくりに活用する新たな方向性として、企業の本業を通じて地域貢献を行う、CSVの考え方が定着しつつあります。
 今年度のまちづくりオープン会議では、このCSVの考え方に基づき、それぞれ先進的な取組を行ってこられた方々から、その活動をご紹介いただくとともに、各事例の方々によるパネルディスカッションを実施しました。
 当日のプログラムと概要は、下記の通りです。

■基調講演

「協業による価値創造とまちづくり」
 一般社団法人CSV開発機構理事長、(株)ユニバーサルデザイン総合研究所所長
 赤池 学 氏

赤池 学  様々な都市開発や商品開発にプロデューサーとしてかかわった経験を踏まえて、これからのまちづくりに必要な考え方や、ダイアログ・イン・ザ・ダーク・タオル、ゆりかごから大島紬などの取組事例をご紹介いただきました。
「環境」「社会」の中で「経済」を考えるべきことや、これからのまちづくりにあたっては、過去の成功例、失敗に囚われず、ユニークな事業を構想することの重要性を提起していただきました。

■取組紹介

【産】「鉄道会社とまちづくり ~東急沿線でのまちづくり~」
 東京急行電鉄株式会社 都市創造本部 開発事業部 事業統括部 企画課
 山口 堪太郎 氏

山口 堪太郎  東急電鉄が取り組んできた沿線開発の取組の考え方や、具体的な取組事例を紹介して頂きました。
渋谷における“歩いて楽しいまちのゲートウェイ”をめざす取組、たまプラーザにおける“CO-NIWA”と呼ばれるコミュニティリビングを目指す取組、クリエイティブシティを目指す二子玉川など、東急電鉄沿線における具体的な取組を紹介して頂くとともに、人を活かしたまちづくりの大切さを提起して頂きました。

【金】「多摩信用金庫の地域連携の取り組み~地域のHUBとして~」
 多摩信用金庫 地域連携支援部 主任調査役
 沼崎 明大 氏

沼崎 明大  地域における金融機関として取り組んできた、行政・大学との連携や、中間支援機関との連携、広報活動など、まちづくりの具体的な取組について紹介して頂きました。
TAMA創業支援センターの運営、多摩CB(コミュニティビジネス)ネットワークの取組や、オフィス1Fの八王子まちなか交流・活動拠点kikkit+としての提供など、金融機関として地域のつなぎ役、広域連携や協働のきっかけ、情報や人が動く仕組みづくりへの貢献に注力していることをご紹介頂きました。

【言】「まちづくりを取材する記者からまちづくりをする記者に」
 株式会社福井新聞社 まちづくり企画班 記者
 細川 善弘 氏、高島 健 氏

細川 善弘、高島 健 
単に取材記事をまとめるのではなく、自ら現場で行動する中でリアルタイムな報告をするという新聞社としては型破りな企画活動の経験についてご報告頂きました。
福井の「食」に着目したイベント「フードキャラバン」を起点として、地元商店街と連携してNPOを立ち上げ、レストラン、コワーキングスペースを開設したことなど、手探りに取り組んだまちづくりの中での学びや出会いの大切さをご報告頂きました。

■パネルディスカッション

オープン会議

◇コーディネータ:
 赤池 学 氏
 (一般社団法人CSV開発機構 理事長、
  ユニバーサルデザイン総合研究所 所長)

◇パネリスト:
 山口 堪太郎 氏(東京急行電鉄株式会社)
 沼崎 明大 氏(多摩信用金庫)
 細川 善弘 氏(株式会社福井新聞社)
 高島 健 氏(株式会社福井新聞社)

ご登壇頂いた赤池学氏のコーディネータのもと、報告者とのパネルディスカッションを開催しました。赤池氏からパネリストへの質問を通じて、『産』・『金』・『言』それぞれの視点に立った「企業としてまちづくりに取り組むことの意義、強み」や「課題」等について、パネリストからご紹介頂きました。
行政との関わり、地域との付き合い方など、会場から寄せられた質問に対しても丁寧に答えて頂きました。

平成30年度 座学研修(中級編)について

 駅前を中心とした街の賑わいを作り出すには、地元資源とともに外部からの資金獲得が重要となっています。中心市街地活性化事業等の国の様々な制度を活用して、新たな施設整備や老朽化した建物をリノベーションして核となる施設を整備し、それを起爆剤として、ハードとソフトを融合化して経済活性化の効果を生み出している地域が全国にあります。
 今回の中級編では、中心市街地活性化法に基づき補助金を効果的に活用した4地域の事例をご報告いただくとともに、パネルディスカッションを通じて今後のまちづくりを考えました。
 当日のプログラムと概要は、下記の通りです。

■取組紹介

【福井市】「ハピリンができて変わったこと、変わらなかったこと」
 まちづくり福井株式会社代表取締役社長 岩崎 正夫 氏

岩崎 正夫  中心市街地の活性化に向けて、経済産業省特定民間中心市街地経済活力向上事業を活用し、商業業務部分や多目的ホール、住宅部分を含む賑わい交流施設として「ハピリン」を建設した経緯や、「ハピリン」の整備をきっかけにイベント開催などによる地域連携が進み、周辺商店街の回遊性の向上につながっていることを紹介していただきました。

【日光市】「中心市街地を日光のゲートタウンに…」
 日光商工会議所専務理事 五味渕 一友 氏

五味渕 一友  中心市街地活性化基本計画に基づき、地元出身者を記念した演歌ミュージアム「船村徹記念館」や、道の駅「日光街道ニコニコ本陣」等を整備したこと。特に、道の駅は来店者・売上げとも好調に推移しており、これによって中心市街地の歩行者通行量が増加し、空き店舗率も横ばいで推移していることを紹介していただきました。

【豊田市】「魅力あるまちの奥行きづくり!子育て世代が立ち寄る場と空間を創出する」
 豊田まちづくり株式会社まちづくり推進部 杉本 恭一 氏

杉本 恭一  経済産業省や市の助成事業等を活用し、小規模ながら古民家のコミュニティ複合施設へのリノベーション、チャレンジショップやレンタルスペース、カフェなどの空き店舗事業を推進し、一定の成果を収めたことや、こうした取組を踏まえて利益を新たなまちづくりへ還元していくために、エリアマネジメントを担う一般社団法人を設立したことをご紹介していただきました。

【日南市】「応援の連鎖がまちを変える
         ~日南市油津商店街の再生からみる地方創生の新しいかたち~」
 株式会社油津応援団専務取締役 木藤 亮太 氏

木藤 亮太  333人の応募があったテナントミックスサポートマネージャーに就任し、任期4年間で20店舗の新規出店というミッションを達成したこと。そのために、地域課題に即して商店街をデザインし直す発想で、商業用途にこだわらずIT関連企業のサテライトオフィスなどの働く場づくりや、Uターンの若者への創業支援、保育施設整備などに取り組んだことを紹介していただきました。

■パネルディスカッション

座学研修(中級編)

◇コーディネータ:
 株式会社ローカルファースト研究所
 代表取締役 関 幸子 氏

◇パネリスト:
 岩崎 正夫 氏(まちづくり福井(株))
 五味渕 一友 氏(日光商工会議所)
 杉本 恭一 氏(豊田まちづくり(株))
 木藤 亮太 氏((株)油津応援団)

ローカルファースト研究所の関幸子代表取締役のコーディネータのもと、報告者とのパネルディスカッションを開催し、関氏から報告者への質問を通じて、ハードの必要性や、それを実現するための人材の確保、行政との連携の重要性などについて、経験を踏まえたコメントを語ってもらいました。
会場から寄せられた質問に対しても丁寧に答えて頂きました。

平成30年度 座学研修(初級編)について

 座学研修初級編は、まちづくりの専門家を講師として、まちの現状分析から課題の発見、ハード・ソフト事業の進め方等、まちづくりに関する様々なノウハウを広く体系的に学ぶ機会として、9月4日(火)~5日(水)の2日間、東京で開催しました。
 今年度の初級編は、特に地域のまちづくりに携わるプレイヤーを支える、サポートの役回りを担う地域の支援機関や企業、まちづくり関係者に期待される役割に焦点を当てて開催しました。
 当日のプログラムと概要は、下記の通りです。

【9月4日(火)】

「自走するまちを支えるまちづくり会社の意義」
株式会社まちあい徳山 代表取締役  河村 啓太郎 氏

河村 啓太郎  「自走するまちを支えるまちづくり会社の意義」について、ご講義いただきました。
始めに、自走するまちづくり会社に必要な「まちづくりとは、自分の暮らすまちの信用創造」という考え方を説明し、中心市街地活性化に向けてまちあい徳山が取り組んできた創業支援、リノベーション、情報発信活動等の具体的な取組や、その背景となっている考え方についてご紹介いただきました。
特に、空き店舗のリノベーション等、収支にこだわりつつもまちに還元する仕組みづくりの重要性について説明して頂きました。

「まちづくりにおける商工会議所の役割と期待」
田辺商工会議所中小企業相談室経営指導員室長  尾崎 弘和 氏

尾崎 弘和  自らの経験を踏まえたまちづくりにおける商工会議所の役割と期待について講義していただきました。
中心市街地活性化の認定をきっかけにして取り組んだ景観まちづくり刷新事業、関係者を巻き込み空き店舗を活用した田辺エキストラ商店街、プロセスを大切にした弁慶広場などの田辺市駅前商店街における取り組みをご紹介頂きました、また、まちづくりの心得として、つなぎ役に徹する、余計な敵を作らない、評論家にならない、飲む時間を大切にするという4点を紹介して頂きました。

「若手タウンマネージャーの取組紹介・パネルディスカッション」
3名の若手タウンマネージャーに登壇していただき、それぞれの取組をご報告頂いたうえで、パネルディスカッションを行いました。

■報告

「創意工夫を形にする仕組みづくり」
特定非営利活動法人てごねっと石見 地域コーディネーター 盆子原 照晶 氏

盆子原 照晶  江津市で活動するNPOてごねっと石見について、移住・創業支援部、駅前活性部の取組を紹介して頂きました。
NPO設立のきっかけとなった移住・創業支援のために「ビジネスプランコンテスト」に取り組んできたこと、中活計画策定を機に始めた駅前支援について、「まず仲間づくりから」から始め、イベント、空き店舗対策、指定管理業務等の取組を展開してきたことを報告していただきました。

「TMの取組紹介~静岡県島田市の場合~」
特定非営利活動法人クロスメディアしまだ事務局長 兒玉 絵美 氏

兒玉 絵美  島田市における具体的な取組として、①こどもわくワーク~島田発地域丸ごと学校計画、②大井川駅の無人駅の芸術祭、③島田市市民活動センター運営業務、④地域情報誌「ココガネ」について紹介して頂きました。
また、まちづくりに必要な人材として、プロデューサー(企画・運営力)、コーディネーター(つなぎ力)、伴走者(聞く力・よりそう力)をあげていただきました。

「みらいもりやま21の事例」
株式会社みらいもりやま21 マネージャー 石上 僚 氏

石上 僚  守山市で、中活認定のために設立された3セクのまちづくり会社、みらいもりやまの取組の特徴にについてご説明して頂きました。
人口が増加する中、指定管理事業で教育施設「あまが池プラザ」の管理運営に取り組んだこと、それに留まらず自立したまちづくり会社の運営に向けて、空き店舗のサブリース等の事業に取り組んでいること等、についてお話しいただきました。

■パネルディスカッション

座学研修(初級編)

登壇者から報告を踏まえて寄せられた質問を踏まえて、①現在の事業を始めたきっかけ、②まちづくりの仲間づくりの方法、③東京の活力の呼び込み方、④後継者づくりで大切にしていること、⑤若いころに実践しておけば良かったこと等について語って頂きました。

【9月5日(水)】

「まちづくりトーク」 
 札幌大通まちづくり株式会社の服部彰治氏、三原市タウンマネージャーの原田弘子氏に登壇していただき、それぞれの取組をご報告頂いたうえで、パネルディスカッションを行いました。

■報告

「官民連携によるまちづくり~エリアマネジメントによる大通地区の再生~」
札幌大通まちづくり株式会社 取締役統括部長 服部 彰治 氏

服部 彰治  札幌大通まちづくり会社の成り立ちと現在の取組についてご紹介いただきました。
設立当初から直接的なハード事業などは行わず、ソフトに注力し、段階的、着実な発展をめざしてきたことや、まちづくりに貢献し、収益を確保する事業を実施していることをご説明頂くとともに、具体的な事業として、札幌大通まちづくり会社広告事業の展開、共通駐車券事業、ファシリティマネジメント事業、販促事業の共同化等について紹介していただきました。

「三原市の中心市街地活性化」
三原市タウンマネージャー 原田 弘子 氏

原田 弘子  三原市における中心市街地活性化の取組についてご紹介いただきました。
中心市街地活性化の目的を踏まえて、まちづくり三原の事業の方向性を、まち、まちづくり会社のイメージ改善、新たな担い手の発掘、民間投資の促進と設定し、具体的な事業として、三原の収穫祭、リノベーション事業の立ち上げに取組んできたことや、最近は三原の農業に着目して「三原の食プロジェクト」を推進していることについて紹介して頂きました。

■パネルディスカッション

座学研修(初級編)

報告を踏まえて寄せられた質問を踏まえて、①まちづくり会社の事業のKPI・評価方法、②フリーランスという立場でのタウンマネージャーの地域との関わり方や地域から信任を獲得する方法、③まちづくり会社としての地域の様々な主体とのコワーキングのあり方等、④望ましいタウンマネージャーの登用に向けた行政の取組のあり方、⑤タウンマネージャーの将来像等、様々な論点について考えを語っていただきました。

「多様な主体が参画するまちづくりにおける行政の役割」
伊丹市教育委員会生涯学習部参事 兼 図書館長
兼 都市活力部参事   綾野 昌幸 氏

綾野 昌幸  伊丹市教育委員会生涯学習部の綾野参事から、伊丹市における多様な経験を踏まえ、「多様な主体が参画するまちづくりにおける行政の役割」について、講義して頂きました。
まちづくりにおける行政の役割については、予算確保・補助金申請・関係機関調整、PR(市広報紙、マスコミつなぎ)等の側面支援だけでなく、企画提案~実施に向けた仕掛けに取組むことの重要性をご紹介いただきました。
また、継続して取り組むために、まちを好き! でいること、ユルく楽しく取り組むことの大切さを提起して頂きました。

平成29年度 まちづくりオープン会議「中心市街地における新しい場 -まちの魅力を向上させるための機能-」について

 ゲストハウス、フューチャーセンター、コワーキングスペース、ものづくり工房、シェアオフィス。いま、中心市街地に新しい場、新しい機能が生まれつつあります。中心市街地にこれまでにない機能が付加されることで、中心市街地の役割は変化し、まちに来る人、まちの使われ方も徐々に変化していく兆しが見られます。
 平成30年3月19日(月)に開催されたまちづくりオープン会議では、「中心市街地における新しい場-まちの魅力を向上させるための機能-」をテーマとして、それぞれの分野で先進的な取組を展開されてきた方々からその活動内容をご紹介いただくとともに、各事例の方々によるパネルディスカッションを行いました。
 当日のプログラムと概要は、下記の通りです。

取組紹介

取組紹介①:コワーキングスペース「ツクルバ」中村 真広 氏

中村 真広  株式会社ツクルバの事業の内、中心市街地活性化に関連する会員制シェアードワークプレイス「co-ba(コーバ)」などの取組をご紹介頂き、今後事業展開予定の創業期の会社向けのオフィス賃貸サービスについてもお話し頂きました。

取組紹介②:ゲストハウス「コザまち社中」崎原 徹 氏

崎原 徹  沖縄市に2017年5月にオープンしたゲストハウス「Arcade Resort Okinawa HOTEL&CAFE」について、事業に取り組まれたきっかけや実際に進めていく上での課題などをお話し頂きました。

取組紹介③:フューチャーセンター「キネマフューチャーセンター」菊地 真紀子 氏

菊地 真紀子  東京都大田区蒲田にあるキネマ通り商店街に作られた、空き店舗にコミュニティスペースを兼ね備えた民設民営のフューチャーセンターの取組について話して頂きました。

取組紹介④:ものづくり工房「Makers’ Base」松田 純平 氏

松田 純平  東京に2013年にオープンした会員制工房Makers’Base Tokyoを立ち上げたきっかけや、機器の使用だけでなく「ワークショップ」による収益化などの取組をお話し頂きました。

パネルディスカッション

オープン会議

◇コーディネータ:
 原田 弘子 氏(マネジメントオフィスHARADA代表)
◇パネリスト:
 中村 真広 氏(ツクルバ)
 崎原 徹 氏(コザまち社中)
 菊地 真紀子 氏(キネマフューチャーセンター)
 松田 純平 氏(Makers’ Base)

オフィスHARADA原田 弘子氏のコーディネートのもとで、中村氏(ツクルバ)、崎原氏(コザまち社中)、菊池氏(キネマフューチャーセンター)、松田氏(Makers’ Base)にご参加いただき、取組の深掘りや収益目的などに関するパネルディスカッションを行いました。 会場からの質問に対しても答えて頂きました。

平成29年度 座学研修(冬開催)について

 まちづくりの専門家を講師として、まちの現状分析から課題の発見、ハード・ソフト事業の進め方等、まちづくりに関する様々なノウハウを広く体系的に学ぶ機会として、2月20日(火)、東京秋葉原にて座学研修を開催いたしました。
 今回の研修では、定程度まちづくりに携わった経験を有する方を対象としており、まちづくり会社の中堅職員など、まちづくりに実際に携わっていらっしゃる方を対象としており、まちづくり事業の組成やまちづくり会社の経営などをテーマとして扱いました。
 当日のプログラムと概要は、下記の通りです。

 

(まちづくり事業の作り方① )
「事業化のための市場・事業環境の見方、事業構築のポイント」
株式会社事業開発推進機構 代表取締役 土肥 健夫 氏

土肥 健夫  行政、流通関連業からの委託に基づく計画策定や、地域活性化、商業・観光関連施設の事業プロデュースなどの経験が豊富な株式会社事業開発推進機構土肥社長より、「市場・事業環境の見方」や「事業構築のポイント」を講義していただきました。
市場・事業環境は、市場の規模、市場の質、競争の状況の見方が基本であること、事業構築にあたっては、立地、対象層、収益性、地域との関係に着目すべきことを説明していただきました。

(まちづくり事業の作り方② )
「データから興す地域に求められる事業づくり」
まちづくりプラン研究所 代表 牧 昭市 氏

牧 昭市  様々な地域のまちづくり会社をサポートされているまちづくりプラン研究所の牧代表より、「都市における多様な分析」や「エリアマネジメント方針(都市経営方針)の考え方」、「事業立案時のヒント」、「中活全般の課題」などを講義していただきました。
「商店街や都市の再生方程式」として、再活性に関わる「人」の多様化や関係組織の世代交代、補助金から脱却、コーディネーター的な役割を担う人材などをご紹介いただきました。

(まちづくり会社の経営① )
「自立的なまちづくり会社運営に向けた収益事業のあり方」
札幌大通まちづくり株式会社 取締役統括部長 服部 彰治 氏

服部 彰治  歩行者天国の運営管理や遊休不動産活用など、ソフト事業を中心に、独自の取組を展開している札幌大通まちづくり株式会社の服部氏から、自立的なまちづくり会社運営に向けた収益事業のあり方について講義していただきました。
収益事業について固定的に収益を生む事業と変動的に収益を生む事業を分けて考えることの必要性や、得られた利益をまちづくりに還元する仕掛けづくりについて紹介していただきました。

(まちづくり会社の経営② )
「自立的なまちづくり会社運営に向けた財務と組織のあり方」
多治見まちづくり株式会社 ゼネラルマネージャー 小口 英二 氏

小口 英二  多治見まちづくり株式会社を一から作り上げ、地域の人と一緒にまちづくりをされている小口ゼネラルマネージャーより、「まちづくり会社の運営状況」や「会社を動かすうえで必要なこと」、「自立的な運営について」の要諦を講義していただきました。
何のためにまちづくり会社を設立したのかを考え直し目標を立てることや、効率化できることと人手をかけなければできないこととの線引きの重要性等をご紹介いただきました。

平成29年度 座学研修(夏開催)について

 まちづくりの専門家を講師として、まちの現状分析から課題の発見、ハード・ソフト事業の進め方等、まちづくりに関する様々なノウハウを広く体系的に学ぶ機会として、8月1日(火)から2日(水)、東京秋葉原にて座学研修を開催いたしました。
 今回の研修では、まちづくり初心者の方でも、わかりやすく学ぶことができる内容であり、まちづくり会社の方のみならず、行政の方、商工会・商工会議所の方、さらには金融機関や小売企業の方など、様々な分野の方にご参加いただきました。
 当日のプログラムと概要は、下記の通りです。

 

「人材育成・参加の場としてのイベントの企画・運営」
させぼ四ヶ町商店街協同組合 理事長 竹本 慶三 氏

竹本 慶三  イベントによるまちづくり第一人者である、させぼ四ヶ町商店街協同組合の竹本理事長から、「きらきらフェスティバル」「よさこい」「GC1グランプリ(護衛艦カレーグランプリ)」「サンタクロース大集合」等の取組の考え方や、成果についてご紹介していただきました。
成功した要因として、「会議のやり方」「ノウ・フー」「出会い、そして感動」の重要性について紹介していただきました。
※講義のポイントから

「商店街での創業・企業誘致」
日南市油津商店街(元テナントミックスサポートマネージャー) 木藤 亮太 氏

木藤 亮太  日南市でテナントサポートマネジャーとして4年間の事業期間を勤め上げ、商店街の再生に一定の成果をあげた木藤氏から、どのようにして再生に取り組んでいったのか、「息吹」「覚悟」「継続」「適応」「希望」というキーワードに即して、具体的な取組内容をご紹介いただきました。
取組を通じて出した答えの一つとして、「商店街のためだけに再生するだけでは上手くいかない」という考え方を紹介していただきました。
※講義のポイントから

「ワイワイコンテナを活用した新しい事業創造」
株式会社ワークヴィジョンズ 代表取締役 西村 浩 氏

西村 浩  佐賀市で、わいわい!! コンテナ」プロジェクトを通じて、空き地の資源としての利用可能性を世に示した株式会社ワークヴィジョンズの西村氏から、これまでの取組をご紹介いただくとともに、これからのまちづくりの考え方をお話しして頂きました。
リノベーションまちづくりや、約200メートル四方の特定の地区の改善に集中して取り組むことによってエリアの価値を上げる「たまねぎ戦法」の考え方、いろいろな人たちが新しいやり方を発明していくことの重要性を紹介していただきました。
※講義のポイントから

「まちなか再起動計画」
富士山まちづくり株式会社 代表取締役 佐野 荘一 氏

佐野 荘一  静岡県富士市を拠点に、NPOによるまちづくり活動や、リノベーションに積極的に取り組んできた富士山まちづくり株式会社の佐野氏から、これまでの取組と成果について紹介していただきました。
まちの魅力あるストックと新たな担い手をマッチング方法や、これからのまちづくりに向けて若い人を巻き込んでいく「世話焼きの連鎖」の重要性について紹介していただきました。
※講義のポイントから

「全国300地域に広がる“まちゼミ”~新しい個店の創出と、既存個店の経営革新~」
岡崎まちゼミの会 代表 松井 洋一郎 氏

松井 洋一郎  まちゼミ活動に初動期から参画し、全国300地域に広がる運動に育て上げた岡崎まちゼミの会の松井代表から、これまでの実績を踏まえて、今後の商業振興に向けた新しい個店の創出と、既存個店の経営革新のあり方について、ご紹介いただきました。
特に、“奪い合う商い”から“創り上げる商い”による好循環の創出に向けた、集客・賑わい・人材育成の必要性とそれに向けた関係者の参画が重要であることを紹介していただきました。
※講義のポイントから

「まち歩きマップづくりを起点とするまちづくりの展開」
まちとひと感動のデザイン研究所 藤田 とし子 氏

藤田 とし子  全国でまち歩きマップを活用したまちづくりに取り組み、実績をあげてきたまちとひと感動のデザイン研究所の藤田氏から、事例を通じて、まちづくりにおける新たな地域価値創造のための取組のあり方について紹介していただきました。
新たな地域価値創造のためには、「共感」をコミュニケーションの核においたプロモーション戦略を通じて、多くの人が集う「サードプレイス」を創出すべきことを紹介していただきました。
※講義のポイントから

平成29年度 まちづくりオープン会議「これからのまちの集客交流施設整備のあり方-まちのストックの活用-」について

 これからの集客交流施設整備におけるまちのストック活用の着眼点や、今後のまちづくりのあり方を学び、考える場として、まちづくりオープン会議「これからのまちの集客交流施設整備のあり方-まちのストックの活用-」を、平成30年2月7日(水)ビジョンセンター田町にて開催しました。
 空き店舗や空地を単体の空間として捉えるのではなく、まちのストック(資産)の価値を顕在化させる場として活用することが大切という問題意識にたって、基調講話とパネルディスカッションを行いました。
 今回のオープン会議には、行政関係者、商工会・商工会議所、まちづくり会社、さまざまな業種の民間企業、大学関係者など、幅広い分野から約100名の方にご参加いただきました。
 当日のプログラムと概要は、下記の通りです。

基調講話「つながりの拠点の創造-コミュニティデザインの視点から-」

山崎 亮 氏(株式会社studio-L代表)

山崎 亮  中心市街地活性化と商店街活性化は同じではないという問題提起のもと、まち全体の交流の場としての、中心市街地の活性化のあり方や、その実現に向けた様々な関係者の参加のあり方について、マルヤガーデンズ、観音寺まちなか再生プロジェクト、ノベオカノマドハウス等の事例紹介を交えてお話いただきました。

報告+パネルディスカッション「集客交流施設整備におけるまちのストックの活かし方」

◇コーディネータ:
 足立 基浩 氏(和歌山大学経済学部教授)
◇パネリスト:
 玉川 恵 氏(城山観光株式会社常務取締役)
 風張 知子 氏(株式会社デーリー東北新聞社取締役経営企画室長、はっち初代館長)
 樋口 秀 氏(長岡技術科学大学大学院准教授、NPOまちなか考房副代表)

オープン会議

足立基浩和歌山大学教授のコーディネートのもとで、玉川氏(マルヤガーデンズ)、風張氏(はっち)、樋口氏(アオーレ)から、取組をご報告頂いた上で、パネルディスカッションを行いました。会場からの質問に対しても答えて頂きました。

「百貨店撤退を機にした『ユナイトメントストア』の創造」玉川 恵 氏

玉川 恵  鹿児島市のショッピングセンター「マルヤガーデンズ」において、百貨店の撤退を機にコミュニティスペースを導入するようになった取組の経緯と、事業にリスクをとる必要がある民間事業者として取組の考え方を中心にお話し頂きました。

「まちへの誇りがまちを動かす~八戸ポータルミュージアム はっち~」風張 知子 氏

風張 知子  八戸市のポータルミュージアム「はっち」について、市民が郷土に対する誇りを持てるようになり、何度も訪れたくなる、市民の発表の場としての博物館の整備に至った経緯や、整備を通じた集客、周辺開発の促進等の効果についてお話し頂きました。

「アオーレ長岡の整備と連鎖型再開発による中心市街地活性化」樋口 秀 氏

樋口 秀  長岡市において、市役所・議場・屋根付広場等から構成される複合型公共施設として、「アオーレ」が整備されるようになった経緯と、「ナカドマ」における様々な市民イベントの開催、周辺開発の進展、地価の上昇による固定資産税の確保などの整備効果等についてお話し頂きました。

「総括」足立 基浩 氏

足立 基浩  パネリストの報告に対する質問を通じて、報告内容を掘り下げるとともに、和歌山の学生による取組についてもご報告いただきました。総括として、①新しい集いの空間(Party Place)、②住民が参加しやすい空間(Participation)、③今ある特別なものを再利用した空間(Particular Place)の必要性と、実現に向けた創造的破壊の必要性を提起していただきました。

ログイン

新規会員登録はこちら

メールマガジン配信内容募集中

マチイベ!(街のイベント)募集

-中心市街地活性化-まちづくり-サイト内検索

-中心市街地活性化-まちづくり-もっと詳しく検索する

好きなまちで挑戦し続ける

街元気パンフレット

街元気サイトツイッター

街元気facebook

  • -中心市街地活性化-まちづくり-経済産業省
  • -中心市街地活性化-まちづくり-中小企業基盤整備機構
  • -中心市街地活性化-まちづくり-全国商店街支援センター
  • -中心市街地活性化-まちづくり-中心市街地活性化協議会 支援センター
  • -中心市街地活性化-まちづくり-J-Net21 中小企業ビジネス支援サイト