まちづくり女子座談会(3)

 
 

-まちづくりに適した人材とはどのような方でしょうか-

國廣

 厳しいようですが、やはりサラリーマン気質の人は少し難しいと思います。自分で仕事の課題をみつけるセンスが必要ですし、決められた目標がないから。限られた時間の中で、要所で時間をやりくりでき、力を入れてやるべきところはしっかりやるというように、緩急を付けられる人であることも大切だと思います。

兒玉

 これは、完全なる持論なのですが、まちづくりの仕事は、行政とガチンコでやる仕事もあれば、楽しみのある仕事もあります。いずれの仕事であっても、子どもやお年寄りに夢を与えられるような見せ方をすることがとても大切だと思っています。そういうことは女性の方が得意ではないかと思っています。例えばエリアの価値を上げましょうとか、税収をこうやって上げましょうとかももちろん大切なのですが、その活動だけを見せても、楽しくありませんし、鬼の部活のような厳しさだけを追求して危機感を煽るだけで、まちづくりに関わりたいという若者も出てこなくなってしまいます。様々なことを考えていくことは大切ですが、うまく見せることもまた大切です。

國廣

 二面性を持ちながらやるということでしょうね。また、モチベーションのためにやる事業と、本当に地域経済を立て直すための事業とは分けて考えなければなりません。

兒玉

 まさにそうだと思います。國廣さんの先ほどのお話にもあったように、他者に対して「そうですよね」と納得したところを見せつつも、進めることは内側で着々と進めるというところと同じです。見せるべきところは見せるという表現ですね。

國廣

 まちづくりにおいては、ビジネスができる人だけを前提にしすぎるのも良くないと思います。そもそも地域に残っている人全てがすぐにビジネスに組立てられる人であれば、ほとんどの人は出来ている訳ですから。「街の中で皆が活動できるように、自分たちはどう企画していけるか」といったサポートをする面が欠落してしまうと、結局ビジネスができる人たちだけの範囲で終わってしまいます。

兒玉

 本当にそうですよね。

國廣

 取組の効果を出し、それをうまく拡散できるようにしていくことも必要だと思います。青梅では、行政が主導して青梅まちづくり工房という活動を行なっています。これは、まちづくり初心者がちょっとした事業をできるようになるまでをサポートするという取組です。私も講師として青梅市の現状と課題をお話させて頂いているのですが、その中で、一人の若者から「成人式の時に何かメモリアルとなるようなこと、自分の地元を振り返れるようなことを皆とやりたい」という話がありました。そこで、「成人式ワークショップYOUMEの樹プロジェクト」を実施しました。
 模造紙に梅の木が描いてあるのですが、梅の花の形をした付箋紙に、成人式参加者それぞれが青梅への想いや今の気持ちを書いて貼るという単純なワークショップです。マイルドヤンキーのような子たちも「だりぃ」と言いながらも「青梅最高」「将来青梅でこんなことやりたい」と色々書いてくれました。どんな若者たちもそれなりに真面目に自分の思いを書いて貼ってくれたということが企画した女性に感動を与えるとともに、新成人の若者にとってのメモリアルになりました。またそれを情報発信することで、青梅の若者たちの気持ちを間接的に共有することが出来ますし。

兒玉

 Facebookで見ました。あの取組はとてもいいなあと思いました。書いたことだけでも、まちづくりに参加した証になりますもんね。

國廣

 そうです。そういう布石なり、爪痕なりがメモリアルになっています。これをきっかけに、その企画した女性は、先ほど紹介した青梅シネマ倶楽部の立ち上げメンバーにスカウトしました。節目、節目でメモリアルになる出来事を作れるような仕掛けをしていこうと日頃から話すようになりましたね。

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登録日 2016年3月31日(木曜)00:00

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