コラム・事例紹介

「ローカルエリアデベロッパーとしてのまちづくり -自転車10分の範囲に集中する-」(後編)小泉寛明さん

小泉 寛明

小泉寛明(こいずみ・ひろあき)

神戸R不動産/有限会社Lusie代表取締役
1973年兵庫県生まれ。関西学院大学経済学部卒。カリフォルニア大学アーバイン校ソーシャルエコロジー学部都市計画修士。森ビル株式会社勤務の後、米国におけるフリーランスコンサルタント株式会社Dressの代表取締役、株式会社アイディーユープラス取締役を歴任。
2010年から神戸でLusie Inc.の代表取締役に就任し、神戸R不動産を運営。街のコンテンツの開発/再生にかかわるプラニングコンサルティングを行う。

現在、北野では新たな取り組みとなる「KITANOMAD」の整備を進められているそうですね。ファーマーズマーケットも関連ショップが出店するとお伺いしています。

「KITANOMAD」は、「ローカルエリアデベロッパー」を目指す私の会社の節目となるプロジェクトで、現在、3月末の開業に向けて取り組んでいます。
 これは、北野地区で3年間運営してきた移住者を中心としたフリーランサーの「シェアオフィス」、EAT LOCAL KOBEに参加する農家の野菜や食の事業者の商品が揃うグローサリーショップ「ファームショップ」、ヨガや裏山でのトレイルランのための「アウトドアフィットネスクラブ」の3つから構成される複合施設です。たまたま北野地区に大きな空き物件に入居できる機会があり、整備することにしました。


http://kitanomad.org/

 「KITANOMAD」開設のねらいは、北野をよりローカル志向のまちとし、農や自然に関心のあるクリエイティブな職業人の集まりの場にすることです。シェアオフィスやファーマーズマーケットの経験から、何かが生まれるには、ローコストで同士達が一緒に励むことができる場所が必要で、そこに面白い人材が集まれば「協力から生まれる経済(コーポラティブ・エコノミー)」が生まれると確信するようになりました。そういう活動を定常的に行えるハブとなるような場として、「KITANOMAD」を整備したいと考えたのです。
 「ファームショップ」には、ファーマーズマーケットに参加する神戸市の農家の野菜や、物販事業者の商品を中心に並べます。土曜の朝3時間ほどの開催だけでは、まだまだまちなかで地産地消を日常に取り入れるのが難しいという声に答えるためです。また、売れ残り野菜を減らすため、野菜を調理し、その場で食べてもらえるイートイン・スペースも設けます。イートイン・スペースでは、ファーマーズマーケットのような屋外イベントでは提供できない、生野菜や生チーズなど、フレッシュな神戸の産品をシンプルに味わってもらいたいと考えており、基本的にあまり手をかけない家庭料理のようなものを提供する、地域の食堂を目指したいと思っています。さらに、EAT LOCAL KOBE関連のイベントや、農家・物販・レストランといった食に関わる事業者による料理教室やワークショップもこちらで開催していく予定です。
 この施設を拠点として、農家・物販・レストランといった食に関わる事業者たちが集まって、落ち着いた環境で意欲的に仕事をできるようになり、また別の職種のユニークな事業者さんたち(写真家やデザイナーや編集者など)ともつながりができて、面白い協働が起こったらよいなと思っています。

KITANOMADが開設されるビルFARMSTANDのイメージ

https://www.realkobeestate.jp/column.php?n=1044

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関連リンク

有限会社Lusie
EAT LOCAL KOBE
リアルローカル
「ローカルエリアデベロッパーとしてのまちづくり -自転車10分の範囲に集中する-」(前編)

登録日 2018年3月23日(金曜)00:00

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